日本発・注目のプレスリリース

  • Facebook
  • Twitter
  • Print

春画(はるが)来た!実行委員会

3/28-6/29 春画展「春画(はるが)来た!」を開催~北斎「蛸と海女」ほか名作春画100点を一挙蔵出し公開 @熊谷(くまや)美術館(山口県萩市)

2025年03月03日

■世界が、先に驚いた!北斎「蛸と海女」ほか秘蔵の名作約100点を一挙“蔵出し”公開
「春画(はるが)来た!」実行委員会では、熊谷(くまや)美術館(山口県萩市、館長:熊谷家11代 江口伊織)にて、2025年3月28日(金)~6月29日(日)、春画展「春画(はるが)来た!」を開催いたします。

江戸時代に「笑い絵」とも呼ばれ、庶民から大名まで幅広く親しまれた「春画(しゅんが)」は、性描写と笑いが混在するユーモアあふれる浮世絵。芸術性も非常に高く、葛飾北斎、喜多川歌麿など江戸時代を代表する絵師による名作も数多く残されています。その価値は近年、国際的に再評価されており、そのおおらかさ・自由さゆえに「世界における日本人の印象を大きく変えた」とも言われています。若い世代や女性からの関心も非常に高く、2013年から2014年にかけてロンドン・大英博物館で行われた「春画 日本美術の性とたのしみ」には約9万人、2015年に東京・目白の永青文庫で開催された日本初の「春画展」には3か月で21万人が来場するなど、大きな話題を呼びました。

今回は、大英博物館「春画展」の出品者およびスポンサーであり、永青文庫「春画展」で中心的役割を果たした浦上 満氏(浦上蒼穹堂代表)の監修のもと、春画の名品約100点を展示(前期・後期入れ替えあり)。浦上家のルーツでもある山口県萩市から、めくるめく性と生、生命の輝き、そして「笑い」の世界へと皆さまを誘います。また、会期中は萩市および近隣地域の企業・団体とのコラボ企画(商品開発、街歩きイベントの開催等)を展開し、アートによる地域活性化にも取り組みます。日本の近代化胎動の地・萩で、今一度、私たち日本人が育んできた独自の美意識と柔らかい知性、そして生命の意味を見つめなおす旅へ出かけましょう。

【会期】 2025年3月28日(金)~6月29日(日)
     ※前期3月28日(金)~5月11日(日)/後期2025年5月16日(金)~6月29日(日)
【会場】 公益財団法人 熊谷美術館/重要文化財 熊谷家住宅(山口県萩市今魚店町47番地)
【TEL】0838-25-5535 【休館】 水曜日(ただし4/30は開館)
【開館時間】10:00~17:00(入館は16時30分まで)
【料金】 一般2,000円(重要文化財 熊谷家住宅見学含む)
【入館制限】 18歳未満入館禁止 ※受付で年齢を確認させていただくことがございます。
【主催】 「春画来た!」実行委員会 委員長:13代 三輪休雪、
     副委員長:文化庁日本遺産大使・能楽師 大倉正之助、
     委員:渡辺翁記念文化協会理事 渡邉裕志ほか
【後援】萩市、萩市観光協会、読売新聞社    
【特別協力】 浦上蒼穹堂 【協力】 熊谷美術館 
【協賛】日本航空、萩商工会議所青年部、萩の宿 常茂恵、大谷山荘、井上商店、協和ホールディングス

■浦上 満氏(浦上蒼穹堂 代表)について
幼少の頃より、コレクターであった父、浦上敏朗(山口県立萩美術館・浦上記念館 名誉館長)の影響で古美術に親しみ、大学卒業後、繭山龍泉堂での修行を経て、1979年浦上蒼穹堂を設立。数々の展覧会を企画開催し、また、日本の美術商として初めて1997年から11年間ニューヨークで「インターナショナル・アジア・アート・フェア」に出店。ベッティングコミッティー(鑑定委員)を務めた。現在、東京美術倶楽部常務取締役及び東京美術商協同組合副理事長。2011年「古美術商にまなぶ 中国・朝鮮古陶磁の見かた、選びかた」(淡交社)、2017年「北斎漫画入門」(文春新書)を刊行。50年にわたり約1700冊の「北斎漫画」を蒐集するなど、世界一の北斎漫画コレクターとしても知られる。 http://www.uragami.co.jp/

■熊谷美術館/重要文化財 熊谷家住宅について
熊谷家は萩で問屋と金融、仲買、製塩等を業とし、萩藩御用達として栄えた豪商。初代熊谷五右衛門芳充が1768年50才の時、萩の菊ヶ浜に近い今魚店町に構えた熊谷家住宅の3,000坪(10000㎡)の敷地には、国の重要文化財指定されている主屋、離れ座敷、本蔵、宝蔵の他13の蔵が立ち並び、土蔵3棟を改造した展示室に代々の当主が収集した美術品が展示されている。収蔵品は江戸時代を中心とする美術工芸品・民具や、1400年代の水墨画家・雪舟をはじめとする書画屏風類、古萩など茶道具、香炉や硯箱などの美術工芸品、代々伝わる文書類など、約3,000点。中でも4代五右衛門義比がシーボルトより贈られた英国製のスクエアピアノは日本に現存する最古のピアノとしても有名。 https://kumaya.art/


お問い合わせ先
「春画(はるが)来た!」実行委員会 事務局 
広報担当:相山(あいやま)harugakita.shunga2025@gmail.com


画像 (左から)
1. 葛飾北斎「喜能会之故真通」(部分)文化11年(1814)/浦上蒼穹堂蔵

2. 勝川春潮「好色図会十二候」天明8年(1788)頃/浦上蒼穹堂蔵
3. 喜多川歌麿「絵本小町引」(部分)享和2年(1802)/浦上蒼穹堂蔵
4. 作者不詳 肉筆「南蛮人と遊女」(部分)/浦上蒼穹堂蔵
5. 公式リーフレット

FPCJとは
取材協力
取材に役立つ情報
活動の記録
外国への情報発信