プレスツアー(報告)

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実施日 : 2010年03月26日

報告(動画):2010年3月26日【岐阜県プレスツアー】

投稿日 : 2013年08月30日

■岐阜プレスツアー ~岐阜県の先端技術と伝統文化~(2010年3月26日)

 

 

 

 

(声:岐阜県 古田肇知事)
岐阜県は、日本のまん真ん中にありまして、ミシュランで三ツ星を頂いております飛騨高山、あるいは世界遺産の白川郷美濃市に行かれたと思いますが、あの近くが大体、日本全体の重心ですね。

 

 

【美濃市 ~和紙とうだつの町~】

 

(声:美濃和紙あかりアート館 古田法子館長)
「うだつ」と申しますのは、屋根の上に、ちょっとした小屋根を上げまして、火災をね、防止するような防火壁だったんです。江戸時代にね、この防火壁が上げられまして、それがね、段々に、商人達がね、自分の富の象徴として立派なものを競って上げるようになりました。美濃市は、「うだつの町並み」としては日本一美しい町というふうに言われております。

 

美濃市では、毎年秋、全国の一般の方から和紙を使った「あかり」を募集致します。そしてね、ご応募頂く作品が、昨今では、大体500点から600点。そんな作品をね、古い町の中に全て並べます。そんなイベントが「美濃和紙あかりアート展」なんです。

 

(美濃和紙あかりアート館 古田法子館長)
あまり大勢押しかけられると、折角、このね、美濃の良さがなくなってしまうんですが、贅沢ですが、適度に来て頂きたい。

 

【ヤマザキマザックオプトニクス(株)フェニックス研究所
  ~エアコン不要のエコファクトリー、電力削減率は95%~】

 

(声:岐阜県 古田肇知事)
トヨタ自動車をはじめとする世界的な企業が近くにありますことから、世界に誇る中小企業が集積しておりまして、特定の精密部品といったようなところでですね、世界的なシェアを誇る企業が沢山ございます。

 

 

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レーザー加工機の製造を行うヤマザキマザックオプトニクス社のフェニックス研究所は、ピラミッド型のエントランスを除き、「工場全体をすっぽり地下に潜らせた点」が最大の特徴。これにより、精密機械工場に要求される極めて高い防塵性能を確保することに成功したほか、地熱利用により、空調をほとんど必要としない『エコファクトリー』を実現した。
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(声:ヤマザキマザックオプトニクス社フェニックス研究所 奥田和利次長)
  主なテーマとしまして、周囲の環境に調和した工場にしようということが、まず一つ。それから土地を有効利用しようと、そうした工場を作ろうというのが2番目です。それから、クリーンな工場にしよう。このクリーンというのは、綺麗な空気の工場環境にしようという意味でのクリーンです。それから、地熱を利用してですね、地球環境に優しい温度環境を整えようというのが4つ目です。

 

 

【岐阜大学工学部 川崎・毛利研究室】

 

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「手の動きを研究しないと日常生活に役立つロボットはできない」を信念とする川崎教授の研究室では、人間のように複雑で器用な手の動きができるロボットハンドの研究に取り組んでいる。
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<人間型ロボットハンド GIFU HAND III>

 

 (声:岐阜大学工学部 川崎晴久教授)
器用なロボットの操作の為には、人間のように動くハンドが必要だったけど、こういうハンドが世の中になかったということです。それでこういうものを開発したということです。ほぼ人間と同程度の機能があります。人間の手を動かすと、それと同様に動くということですね。

 

<手指上肢リハビリテーション支援システム>
通常リハビリは、セラピストさんが手を動かします。だから、患者さんは何も意識しないんですね。単に動かしてもらうだけなんです。ですが、これの場合は、本人が考えてリハビリする。それがリハビリの回復に早くつながると考えています。

 

ロボット:そのまま2秒間つかんで。つまんで下さい。

 

<ハプティックインターフェイスロボット HIRO III>

 

(声:岐阜大学工学部 川崎晴久教授)
人間は、このロボットにドッキングすることによって、仮想のものを触った時の、触った感触を感じられるようにしようというものです。

 

医学生は、触診の技術を身につけないといけないんですけど、実際の患者をターゲットとしたトレーニングは非常に難しい状況。それで、仮想的な世界で、形態モデルをきちんと作って、シュミレーション、トレーニングができたらいいのではないかという考えです。

 

 

【未来の成長分野】

 

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岐阜県では、iPhoneを活用した地域振興を目指すGifu・iPhoneプロジェクトが進行中。頓知ドット社が開発したセカイカメラは、ITのアカデミー賞とも言われる米国Crunchies Awardsにアジアから唯一ノミネートされた。
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(岐阜県 古田肇知事)
この携帯端末を高山の町にかざしますと、そこに、エアタグといってですね、「ここはどういう場所か」という解説が出てきたりですね、過去にここを訪れた人の感想がですね、インプットされていればそれが出てくるということで、もう観光ガイドブックはいらないということで---。こういったITのアプリケーションソフト開発もですね、岐阜が一つの拠点になりつつございます

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