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公益財団法人 旭硝子財団

2025年(第34回)ブループラネット賞 受賞者発表

2025年06月11日

公益財団法人 旭硝子財団(理事長:島村琢哉、所在地:東京都千代田区)は、今年で第34回を迎える
ブループラネット賞(地球環境国際賞)の2025年受賞者を決定いたしました。

本賞は、地球環境の修復を願い、地球サミットが開催された1992年(平成4年)に創設されました。
地球環境問題の解決に向け、理念の構築や科学的理解の深化、あるいは人文・社会科学を含む科学技術に根差した対策や実践活動に大きく貢献した個人または組織を顕彰する国際賞です。

受賞者は、以下の2名です。

1.ロバート・B・ジャクソン 教授(米国)  1961年9月26日生まれ
   スタンフォード大学 地球システム科学科

「炭素循環研究を通じ温室効果ガス削減に貢献」
ロバート・B・ジャクソン教授は、森林・草原・湿原などの陸域生態系の炭素循環の専門家で、土壌・植生・土壌細菌群集の関係に関する先駆的な研究を行ってきた。また、化石燃料の使用や自然の生態系から発生する二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などの温室効果ガスの収支を定量化している。2017年からは、グローバルカーボンプロジェクト(GCP)の議長として温室効果ガス排出量の監視と削減を主導している。


2.ジェレミー・レゲット 博士(英国)  1954年3月16日生まれ
   ハイランド・リワイルディング社創設者・CEO
   カーボン・トラッカー・イニシアティブ初代会長

「金融市場へ気候変動リスクの織り込みを推進」
ジェレミー・レゲット博士は、Carbon Tracker Initiative (CTI) の初代会長として「カーボンバブル」の概念を提唱し、化石燃料資産の経済リスクを明らかにした。CTIの活動を通じて投資家や政策立案者に影響を与え、ダイベストメント(投資撤退)運動を促進した。また、経済活動と環境保全の両立を目指す実践的な活動として、英国を代表する太陽光発電企業を創業。最近ではスコットランドで自然回復と地域社会の繁栄を結び付ける取り組みを推進している。


●毎年原則として2件を選定し、受賞業績1件に対して、賞状、トロフィーおよび賞金50万米ドルが贈られます。
●表彰式典は 10月29日(水)に東京會舘(東京都千代田区)で行う予定です。受賞者による記念講演会は、10月30日(木)に東京大学、11月1日(土)に京都国際交流会館で開催を予定しています。

※本リリースは環境記者クラブ、環境記者会、重工記者クラブに同時配布しています。
※本リリース及び本年度受賞者の写真は、6月11 日 午前 11 時から当財団 ウェブサイト(https://www.af-info.or.jp)にて入手可能です


[お問い合わせ先]
公益財団法人 旭硝子財団 
顕彰事業部長 田沼敏弘
〒102-0081 東京都千代田区四番町 5-3 サイエンスプラザ 2 階
TEL:03-5275-0620      FAX:03-5275-0871
e-mail: post@af-info.or.jp     URL: https://www.af-info.or.jp

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