プレスツアー(報告)

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実施日 : 2009年03月27日 - 28日

報告:2009年3月27-28日【山陰(島根・鳥取)プレスツアー】

投稿日 : 2013年08月24日

FPCJプレスツアーとしては1981年の前回以来28年ぶりの訪問となった山陰地方。今回のツアーには、中国、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、スイス、イタリア、バングラデシュの8カ国から14名の特派員が参加しました。

 

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まず、島根県松江市にある松江城を囲む「堀川遊覧船」に乗船し、お堀の水を浄化して観光船を運航し、その船頭に高齢者を雇用する取り組みについて話を聞きました。

 

松江城を見学した後、溝口善兵衛知事と懇談(写真左)した記者らは、100年に一度の大不況と言われる現在の金融危機に対する県の金融政策を中心に、県の特色や観光政策、少子高齢化対策等、活発に質問していました。

 

 

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その後、アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が全国803ヶ所の庭園を比較したランキングで、2003~08年まで6年連続で第1位に選ばれている「足立美術館」を訪問。

 

日本一の庭園と評価される理由について足立隆則館長は「スタッフ一人ひとりによる徹底的な手入れや維持管理」と力説。庭園課長(ヘッド・ガーデナー)らによる庭園管理の実演も行われました。

 

 

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二日目は鳥取県「浦富海岸」からスタート。鳥取砂丘に隣接する「山陰海岸」は、美しい「リアス式海岸」が形成されています。

 

鳥取、兵庫、京都の三府県にまたがる「山陰海岸国立公園」はこのほど「日本ジオパーク」に認定され、現在は「世界ジオパーク」登録を目指しています。当日は、GGN登録について説明を受けた後、浦富海岸の遊覧船に乗船し、洞門洞窟や断崖絶壁をもつリアス式海岸の景色を堪能しました。

 

 

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平井伸治知事との懇談でも、金融危機に対する県の対策が話題となり、知事からは、農林水産業への転職者への優遇措置や新たな農業開発・促進等の支援策について説明がありました。また、平井知事は、県内には北朝鮮による拉致被害者がいることから、同問題にも精力的に取り組んでおり、北朝鮮の人工衛星打ち上げに備えた訓練についても言及されました。

 

 

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日本で唯一、乾燥地に関する研究を行う「鳥取大学乾燥地研究センター」では、中国、モンゴルを中心とした乾燥地の砂漠化防止及び開発利用に関する基礎的研究について恒川篤史センター長よりブリーフィングを受けた後、アリドドーム実験施設(ドーム状のガラス温室)を視察しました。

 

 

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ツアー最後の取材地は、鳥取県が誇る「鳥取砂丘」。東西16キロ、南北2キロの広大な砂の丘、鳥取県で最も有名な観光地です。

 

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本年4月に開催される「世界砂像フェスティバル」のプロデューサーであり、日本で唯一のプロ砂像彫刻家として活躍している茶園勝彦氏を砂像制作現場に訪ねた後、風が創造する砂の曲線「風紋」が美しい砂丘を散策しました。

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