プレスツアー(報告)

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実施日 : 2008年10月31日

報告(動画):2008年10月31日【静岡・水産資源プレスツアー(温水利用研究センター)】

投稿日 : 2013年08月23日

 

静岡県御前崎市にある温水利用研究センターは、静岡県における栽培漁業の拠点。隣接する浜岡原子力発電所から提供される温海水を利用し、タイヒラメなどの養殖・放流事業を行っている。 

 

温水利用研究センター 堀内敏明 所長
ここにできた経緯は、まず発電所ができた。発電所があることによって、温かい水が使える。温かい水1万5千トン、冷たい水1万5千トン、合計3万トンの海 水がここに来ている。その温かい水を使って、この沿岸の海の資源を増やせないかということで、30数年前にここができました。 

 

センターでは2005年、漁獲量が激減し「まぼろしの魚」と呼ばれたクエの完全養殖に日本で初めて成功、今年は13000匹を放流した。

 

(温水利用研究センター 堀内敏明 所長)
静岡県の「御前崎クエ」を全国発信したい。県内だけではなく全国発信したい。空港もできますので。ここは静岡県の公共の施設ですので、海の資源を増やして いくことが第一の目標です。クエは、温水を使うと企業的にやれることを実証しました。なおかつクエは、お客さんをたくさん呼ぶことのできる素材であること も今年実証されます。これからは、クエは民間の力か何か別の形の中で、もう少し大きな規模で展開を図れば良い。ここがこれ以上クエを作って売っていく必要 はないし、やれるところがあれば他の力でやって頂きたい。技術は提供します。 

 

御前崎市内の「海鮮なぶら市場」は、クエ料理を観光客らに提供している市内12施設の一つ。 

 

御前崎海鮮なぶら市場 伊藤裕一 常務取締役
たいへん好評を得ております。御前崎の養殖クエは昨年、全体で2トン養殖されました。2月にはものすごい勢いでお客様にアピールすることができ、3月には2トンのクエが品切れ状態になり、調理の方は大変苦労しました。

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