Warning: date() expects parameter 2 to be int, string given in /home/wujapan/www/fpcj.jp/wp/wp-content/themes/fpcj_new/single.php on line 13

Warning: date() expects parameter 2 to be int, string given in /home/wujapan/www/fpcj.jp/wp/wp-content/themes/fpcj_new/single.php on line 13

Warning: date() expects parameter 2 to be int, string given in /home/wujapan/www/fpcj.jp/wp/wp-content/themes/fpcj_new/single.php on line 13

Warning: date() expects parameter 2 to be int, string given in /home/wujapan/www/fpcj.jp/wp/wp-content/themes/fpcj_new/single.php on line 13
リオオリンピックで日本勢が活躍、4年後の東京へ | 公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)

注目の日本報道

一覧に戻る

リオオリンピックで日本勢が活躍、4年後の東京へ

投稿日 : 2016年08月23日

 

注目すべき海外メディアの日本報道

(8月11日~8月22日)

2016年8月23日

 

リオオリンピックで日本勢が活躍、4年後の東京へ

 

Women's Team Table Tennis Gold match at Rio 2016 Olympics南米大陸で初の開催となったリオオリンピックの閉会式が、日本時間の22日行われ、17日間の熱戦が幕を閉じた。日本は金メダル12個を含む、過去最多の計41個のメダルを獲得。4年後の東京オリンピックに向けて期待が膨らむ好成績を残した。閉会式には、安倍晋三首相、小池百合子東京都知事が参加。小池知事が五輪旗を引き継いだ後、東京開催をPRする映像が上映され、夏季五輪のバトンがリオから東京に受け継がれたことを印象付けた。

 

 

 

 

各競技での日本人選手の活躍は、海外の大手通信社やメディアでも報じられた。体操の男子団体で金メダルを獲得し、個人総合でも2連覇を果たした内村航平選手について、ニューヨーク・タイムズ紙電子版は、11日付けで、ジョナサン・ソブル東京支局長「日本、『キング』と呼ばれる体操の内村航平選手の帝国拡大に歓喜」を掲載。内村選手は日本男子体操界を称賛されるレベルにまで引き上げたとし、「米国のテレビが(女子団体と個人総合で金メダルを獲得した)シモーネ・バイルズ選手に多くの時間を割いているとすれば、日本のテレビは、彼らの国民的ヒーローである内村選手にフォーカスしている」と、日本の熱狂ぶりを伝えた。

 

卓球女子団体で銅メダルに輝いた福原愛選手については、BBC放送電子版(英国)が、12日付けで「中国人のハートを盗んだ日本のオリンピック選手」を掲載。福原選手は10代で中国チームの練習に参加し、現在も中国人コーチの指導を受けているため流暢な北部なまりの中国語を話すとし、その福原選手がシングルスの準決勝で中国選手に敗れた際、SNS上で数千人の中国ファンが、「日本のお人形」「愛ちゃん」と呼び親しんでいる福原選手を慰めたと伝えた。

 

また、女子選手として史上初めてオリンピック4連覇の偉業を達成した、レスリング女子フリースタイル58キロ級の伊調馨選手にも注目が集まった。CNN電子版(米国)は、18日付けで、「伊調馨、日本にとって黄金の夜にレスリングの歴史を作る」を掲載。金メダルをかけた伊調選手が4本の指を立てて4連覇を喜ぶ写真とともに、登坂絵莉選手、土性沙羅選手の金メダルも伝えた。同種目63キロ級で優勝した川井梨紗子選手がコーチをマットに投げた“喜びの表現”も話題を呼び、インディペンデント紙電子版(英国)が、20日付けで、「リオ2016:日本のレスリング選手がコーチをたたきつけて金メダルを祝う」を掲載。川井選手が男性コーチを軽々と投げる動画とともに、「お決まりのハグ、涙や笑顔ではなく、コーチをマットにたたきつけて勝利を祝った」と報じた。

 

日本にバドミントン初の金メダルをもたらした女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀ペアについては、ロイター通信(米国)が、19日付けで「バドミントン:勇敢な日本人女子ダブルスの金メダル獲得に反撃」を掲載。相手のデンマークペアが勝利まであと2点に迫った土壇場から5点連続ポイントをあげた印象的な逆転劇について、あと一歩のところで金メダルを逃したデンマークペアの「もう一度19-16に戻ってプレイできたらと思う。でも、私たちにできるだけのことはやった」というコメントとともに紹介した。

 

オリンピック最終盤のハイライトとなった陸上男子400mリレーの銀メダル獲得は、世界でも驚きをもって受け止められた。AP通信(米国)は、19日付けで、「日本がリレーで銀メダル、技術とチームワークを信じて」を掲載。最終走者のケンブリッジ飛鳥選手が、最後まで米国やカナダ、中国、英国を寄せ付けない力強い良い走りをし、技術的に非の打ちどころのない日本チームに銀メダルをもたらしたと伝えた。

 

一方、中国と韓国では、今大会の日本の活躍に「危機感」を感じる報道がみられた。中国の人民日報電子版は、22日付けで、「勝利のガッツポーズで中国に警鐘を鳴らす水谷選手 日本卓球男子、4年後中国の強力なライバルに」を掲載。卓球男子個人で銅メダルを獲得した水谷隼選手が、団体戦の決勝で中国選手から白星を挙げたことについて、「水谷隼選手はここ数年で、中国チームにとって最も脅威となるほどの実力を備えた選手に育ってきた」「1ゲームを中国からもぎ取った日本チームは、4年後、自国で王者中国に勝利しようと闘志を燃やしている」と伝えた。

 

金メダル獲得数が9個(国別ランキング8位)だった韓国の中央日報日本語電子版は、22日付けで「<五輪陸上> 400mリレーで米国抜いた日本、韓国スポーツに宿題投げかける」を掲載、「韓国はいつまで銃・弓・剣とテコンドーだけに依存するのだろうか」「ライバル日本は2020年の東京五輪を控え全種目にわたり明確に躍進した」などと報じた。朝鮮日報日本語電子版も、同日付けで、崔仁準東京特派員「リオ五輪:『日本がこんなに強いなんて』日本人もビックリ」を掲載。日本のスポーツ界は、東京五輪の開催が決定してから変わり始めたと伝え、国民スポーツ政策を統合するスポーツ庁の新設などによって「五輪を国運再上昇の機会に」しようとしていると報じた。

 

閉会式の様子も各国メディアが報じ、USAトゥデイ電子版(米国)は21日付けで、「リオ、開催地の責務を2020年の東京へ」を掲載。日本選手団が日の丸とブラジルの国旗を振って行進した様子や、安倍首相がゲームキャラクターのマリオに扮して登場したパフォーマンスを紹介し、「次は東京の番だ」と伝えた。

 

写真:UPI/アフロ

 

 <関連リンク>

外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」

FPCJとは
取材協力
取材に役立つ情報
活動の記録
外国への情報発信