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北朝鮮、「初の水爆実験」実施を発表 | 公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)

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北朝鮮、「初の水爆実験」実施を発表

投稿日 : 2016年01月08日

注目すべき海外メディアの日本報道

(1月6日~8日)

 

2016年1月8日

 

 北朝鮮、「初の水爆実験」実施を発表

 

  South Korea North Korea Nuclear 北朝鮮国営メディアが6日に「初の水素爆弾実験」に成功したと発表したのを受け、日本政府は同日国家安全保障会議(NSC)を二度開催、安倍首相は、2014年7月より拉致問題に関する特別委員会の設置により一部解除していた北朝鮮への制裁復活を含む独自制裁を強化する方針を示した。国連安全保障理事会は7日(日本時間)、日米両政府の要請により緊急会合を開き、2013年2月以来通算4回目の核実験が過去の安保理決議に対する「明確な違反」と北朝鮮を非難する報道声明を発表した。また、中国を含む安保理全ての参加国は北朝鮮に対する新たな決議を採択することでも一致した。北朝鮮が発表した水爆実験成功が事実とすれば初めてとなるが、懐疑的な見方も広がっている。

 写真:AP/アフロ

 

北朝鮮が「初の水爆実験」を行ったとの発表は、各国メディアが驚きをもって速報した。AP通信(米国)は、国連安保理や中国外務省の声明を相次いで報じるとともに、6日付で影山優理記者「水爆:広島の原爆より強力、ミサイルに搭載可能」を掲載し、水爆と原爆の差異や、過去に米国による水爆実験で日本の漁船が被害を受けたことを伝えた。7日付ロイター通信(米国)金子かおり記者「日本は北朝鮮の核実験に断固たる対応をとる」との見出しで、安倍首相が「核実験は核不拡散に対する挑戦で、日本の安全に対する重大な脅威であり、断じて容認できない」と記者団に述べたと伝えた。7日付ウォールストリート・ジャーナル紙アジア版(米国)は社説「新たな核拡散の時代」で、今回の核実験は「核拡散の危険な新時代に向けたさらなる一歩」とする見方を述べ、またアジアでも北朝鮮の核関連兵器増大により「日本及び韓国が独自の核抑止力を獲得することになるかどうかが問題である」との懸念を示した。さらに北朝鮮に対する米国の外交政策について「唯一の真の解決策は、体制変更を米国外交の中心に据えることだ」と述べている。7日付フィナンシャル・タイムズ紙アジア版(英国)の社説「北朝鮮が示す厄介なジレンマ」では、北朝鮮を米外交政策の優先事項にすべきとし、また中国は「行動を起こす一層強固な義務がある」と述べ、米中両政府が「協力して北朝鮮に立ち向かうという共通の関心事項があること」を認識すべきだと伝えた。

 

7日付新華通信社日本語電子版(中国)「速評:朝鮮の水爆実験は非核化の目標に反して進んでいる」を掲載し、「半島に混乱が生じることは、誰にとってもメリットはない」と伝え、「関連の各当事者は対抗思考を捨て、対話で紛争を解決させる軌道にできるだけ早く戻るべきだ」と報じた。8日付中央日報日本語電子版(韓国)「<北朝鮮4次核実験>初めて陥った中国『各方冷静』・・・北朝鮮孤立無援との見出しで、北朝鮮の武力挑発の度に中国政府が発表してきた声明にあった「各方冷静(すべての当事者の冷静な対応)」の表現が消えており、「中国は初めて北朝鮮だけに言及して批判した」と論じた。8日付東亜日報日本語電子版(韓国)「北朝鮮の次の挑発カードは長距離ロケットか」との見出しで、「初の水爆実験の意味を強調するために、長距離ミサイルで挑発する可能性が高い」とする軍関係者の話を伝え、次の一手は「大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射して核の危機を最大化することだ」と報じた。

 

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