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注目すべき海外メディアの日本報道(2013年2月28日)

投稿日 : 2013年02月28日

「注目すべき海外メディアの日本報道」では、日本発のものを中心に、日本のみなさまに知っていただきたい日本関連の報道をご紹介し、できるだけオリジナルの記事(Web版)へのリンクも貼っております。

 

注目すべき海外メディアの日本報道
(2月19日~2月26日)

2013年2月28日

 

 1. 安倍総理訪米関連:米国主要紙が総理の就任後2カ月間の舵取りや対中姿勢について報じる

 

1.安倍総理の訪米と日米首脳会談を機に、米国メディアを中心に関連報道が相次いだ。ワシントン・ポスト紙は、2月20日、訪米前にフレッド・ハイアット論説欄編集長およびチコ・ハ-ラン東アジア総局長により東京にて行われた安倍総理へのインタビューに関する記事を複数掲載した。ハイアット論説欄編集局長による記事は、日米同盟関係の修復と日本経済再生を優先させようとの安倍総理の方針を踏まえた上で、日本がTPPに参加することの意義を指摘。ハ-ラン東アジア総局長による記事は、尖閣諸島を巡る中国の挑発的態度の背景分析や同国への対応の在り方を中心に、安倍総理の考え方を報じた。更に同紙は、22日付社説、24日付社説でも、日本経済復活のための構造改革と軍事面に留まらない日米関係強化の必要性の観点から、日本はTPPに参加すべきと主張した。

 

ニューヨーク・タイムズ紙は、総理訪米前の19日にマーティン・ファクラー東京支局長による記事を掲載。安倍総理の就任からの2カ月間について、1度目の総理就任時の失敗に学び、近隣諸国への挑発的態度を控え、国内経済に集中することで支持を拡大したと振り返った一方、7月の参院選後の政策については明確でない等と指摘した。また、25日付ウォール・ストリート・ジャーナル紙アジア版社説は、上記のワシントン・ポスト紙インタビューにも触れながら安倍総理の対中姿勢を取り上げ、米国は安倍氏支援の態度をより明確に示すべきとした。

 

2. 英国メディアが医療分野における自由化、新幹線について報道

 

2月23日付エコノミスト誌は、東京発記事の中で、日本では、昨年ノーベル医学賞を受賞した山中伸弥教授の成功と時を同じくして、薬剤認可のスピード化、薬剤価格設定方法の見直し、販売される薬剤全体におけるジェネリック薬品の占める割合の拡大などの変化が起こっていたと伝えた。また、22日付デイリー・テレグラフ紙は、新幹線ネットワーク視察を目的としたサイモン・バーンズ英鉄道相の訪日に関するジュリアン・ライアル東京特派員の記事を掲載。時間や停止位置の正確さや発券技術、安全記録等を称賛する同相の言葉を伝えた。

 

<関連リンク>
外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/sekai/index.html

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