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注目すべき海外メディアの日本報道(2014年9月12日)

投稿日 : 2014年09月12日

注目すべき海外メディアの日本報道

(9月3日~9月8日)

                                                                                         2014年9月12日

 

 

1.欧米主要メディア、内閣改造を報じる

9月3日、安倍晋三首相が自民党役員人事と内閣改造を行い、同日午後には菅義偉官房長官が閣僚名簿を発表した。麻生太郎・副総理(財務大臣・金融担当大臣兼務)、菅官房長官ら留任したほか、新設された地域創生担当大臣、安全保障法制担当大臣のポストに、それぞれ、石破茂氏、江渡聡徳氏(防衛大臣兼務)が起用された。女性閣僚は5名で、2001年の第一次小泉内閣に並び、最も女性閣僚の数が多い内閣となった。 

 

外国メディアも新内閣の特徴などを東京発で報じた。欧米主要メディアでは、フィナンシャル・タイムズ紙電子版(英国)が、3日付でジョナサン・ソブル東京支局長の「安倍首相の内閣改造、女性登用を進めたものの、保守主義は変わらず」を掲載。ニューヨーク・タイムズ紙電子版(米国)も、同日付でマーティン・ファクラー東京支局長の「日本の新内閣で5名の女性が起用される」を載せた。4日付ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、林由佳記者による「日本の首相、内閣改造し、経済面での変革を示唆」を報じた。フランクフルタ-・アルゲマイネ紙(ドイツ)は、同日付けでカーステン・ゲアミス特派員による「日本は、新たに二つの希望の星を得る:安倍総理、新たな経済産業相・厚生労働相を起用」を掲載。フランスでは、AFP通信電子版が同日付でカリーヌ・プぺ記者の「新経産相の最初の仕事は原子炉再稼働」を載せたほか、ル・モンド紙が5日付でフィリップ・メスメール特派員による「小渕優子氏、初の女性経産相が誕生」を報じた。

 

 

2.大手通信社が相次いで安倍昭恵・首相夫人のインタビューを報じる

内閣改造での5名の女性閣僚登用や、9月12日から東京で「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」が開催されるのを踏まえ、米国の大手通信社が4日付、東京発で首相夫人へのインタビュー記事を報じた。ロイター通信電子版は、リンダ・ジーク記者による「日本のファースト・レディー、消費税と原発について語る」を掲載。AP通信電子版も、同日付で山口真理記者による「日本の首相夫人、夫は家事に協力的と語る」を載せた。

 

 

3.安倍首相のバングラデシュ、スリランカ訪問を現地紙が報じる

安倍首相は、9月6日から8日にかけ、バングラデシュとスリランカをそれぞれ、14年ぶり、24年ぶりに訪問し、両国首脳と会談するなどした。およそ40の企業・団体の幹部も同行した。

 

バングラデシュの現地紙は、7日付で、フィナンシャル・エクスプレス紙が1面で「安倍首相:BIG-Bプロジェクトが新たな協力の中核」「ハシナ首相が更なる日本の投資を求める」と題する記事を載せたほか、インディペンデント紙「バングラデシュ政府:国連安保理非常任理事国を日本政府のために犠牲に」を報じた。スリランカでは、8日付デイリーニュース紙が訪問歓迎の意を日本語で一面に掲載。「安倍首相、スリランカの成長へ同意」と題する記事なども載せた。アイランド紙も、同日付で「安倍首相、スリランカに日本の優れた技術を最大限活用するよう促す」などと報じた。

 

 

<関連リンク>

外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/sekai/index.html

 

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