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注目すべき海外メディアの日本報道(2014年9月5日)

投稿日 : 2014年09月05日

注目すべき海外メディアの日本報道

(8月29日~9月3日)

            2014年9月5日

 

1.モディ印首相の訪日に関して各国メディアが報道

インドのナレンドラ・モディ首相が8月30日~9月3日の5日間、来日した。1日には、都内の迎賓館で日印首脳会談が行われ、経済・安全保障両面での協力強化を盛り込んだ共同声明が発表された。その中で、安倍首相はインドに対し、今後5年間でODA(政府開発援助)を含む3.5兆円規模の官民投融資を実施することを表明。外務・防衛閣僚級協議(2プラス2)の開催については合意に至らなかったが、連携を深める姿勢を打ち出した。5月に就任したモディ首相が2国間会談のため主要国を訪問するのは今回が初となり、各国メディアが注目した。

 

AP通信電子版(米国)は、来日前日の29日付でエレーヌ・カーテンバック記者による「インドと日本、モディ首相訪日の間に協議の落としどころを探る」、2日付で同記者による「モディ首相、インド参入する日本企業を手厚く歓迎すると約束」をそれぞれ東京発で報じた。ロイター通信電子版(米国)は、1日付で竹中清記者による東京発「日印は首脳会談で防衛面での連携強化を約束する」を報じた。

 

欧米では、ニューヨーク・タイムズ紙電子版が(米国)が来日当日の30日付で「インドの首相、5日間の訪日日程を開始」と題するロイター通信のビデオニュースを配信。ワシントンポスト紙電子版(米国)が1日付で「モディ首相の訪日、間接的に中国を非難」を掲載した。ウォール・ストリート・ジャーナル紙アジア電子版(米国)も同日付で深瀬敦子記者による「インド首相の訪日、観光から始まる」大辺暢記者らによる「インドと日本、中国に対抗するため、関係を強化」をそれぞれ東京発で掲載した。また翌2日付でも「モディ首相、日本からさらなる投資を呼び込もうと模索」を載せた。フィナンシャル・タイムズ紙電子版(英国)は31日付でベン・マクラナハン記者らによる東京発「日本とインドは力強い抱擁で合図を送る」、2日付でジョナサン・ソーブル東京支局長による「インドのモディ首相は日本との抱擁で中国をたしなめる」を載せた。ザ・ タイムズ紙電子版(英国)は1日付で「東京はインドを優遇」を載せた。リバラシオン紙(フランス)は1日付でアルノー・ヴォルラン記者による京都発「インドのモディ首相が訪日、日印は対中国で協力」を載せた。

 

アジアでは、中央日報日本語電子版(韓国)が1日付で「日本も中国も味方…実利を得るインド」朝鮮日報日本語電子版(韓国)は翌2日付で「日印首脳が海上合同訓練定例化で合意、中国けん制」を掲載。人民日報日本語電子版(中国)は「インドと共に中国に対抗という日本の思惑、インドは同調せず」を掲載した。

 

 

 

<関連リンク>

外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/sekai/index.html

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