注目の日本報道

一覧に戻る

注目すべき海外メディアの日本報道(2014年8月1日)

投稿日 : 2014年08月01日

注目すべき海外メディアの日本報道

(7月25日~7月29日)

 2014年8月1日

 

1. 安倍総理の中南米訪問について各国メディアが報道

 安倍総理は7月25日からメキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、チリ、ブラジルの中南米5か国を訪問している。トリニダード・トバゴで日本とカリブ共同体(カリコム)加盟14か国と初の首脳会合に出席した。総理は中南米歴訪を通じて、グローバルな製造拠点、成長市場、資源供給源として日本経済における重要性が増大している同地域との関係強化をめざしている。

 

EFE通信(スペイン)は25日付で総理書面インタビュー「安倍総理大臣『日本と中南米の間には経済相乗効果が存在する』」を掲載し、総理訪問国をはじめとする中南米の各紙に転載、引用された。

 

今回の訪問は中南米における日中間の競争という観点から国際メディアの注目が高まり、フィナンシャル・タイムズ紙アジア版(英国)は29日付でデビット・ピリングアジア編集長による「安倍総理、影響力をめぐる中国との戦いで全世界を回る」を載せた。また、ストレーツ・タイムズ紙(シンガポール)は25日付で関永堅東京支局長による「安倍氏がビジネス・チームを引き連れて南米へ」を掲載した。

 

訪問国の地元紙も取り上げ、ミレニオ紙(メキシコ)は27日付で「中国・日本・ロシアの財布を誘惑するラテンアメリカ」エクスプレス紙(トリニダード・トバゴ)も同日付で「日本の総理、トリニダード・トバゴ訪問を開始する」エル・ティエンポ紙(コロンビア)は28日付で「似た外見的特徴を持つ二つの国」エル・メルクリオ紙(チリ)は26日付で2014年外務省招聘記者アリシア・タグレ・クリッチトン記者による「日本の首相、中南米外遊で太平洋に賭ける」をそれぞれ掲載した。

 

2.舛添都知事の訪韓について各国メディアが報道

7月25日、韓国を訪問した東京都の舛添要一知事が朴槿恵大統領と会談した。舛添知事は朴氏に対し、日韓関係を改善したいという安倍総理の意向を伝えた。会談後、舛添知事はソウル大学で学生ら約150人を前に講演し、「東京都とソウルは極めて重要なパートナー」という考えを示した。

 

26日付で東亜日報(韓国)は「朴大統領、そろそろ安倍と対話しなければならない」韓国日報(韓国)は「日韓関係の道が開ける朴大統領と舛添の接見」と題する社説をそれぞれ載せた。

 

韓国紙のほか、各国の新聞社もそれぞれ次のように報じた。ウォール・ストリートジャーナル紙電子版(米国)は、23日付でアレクサンダー・マーティン記者による「東京都知事がソウルとより良い関係を模索する」を掲載し、上海日報電子版(中国)は25日付で「韓国大統領が訪韓中の東京都知事と会談」を載せた。サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙電子版(中国)も25日付で「朴槿惠と東京都知事との会談で慰安婦問題が取り上げられる」を掲載した。

 

 

 

<関連リンク>

外務省「世界が報じた日本(海外主要メディアの日本関連報道)」

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/sekai/index.html

 

FPCJとは
取材協力
取材に役立つ情報
活動の記録
外国への情報発信