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冬の魅力 ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo

投稿日 : 2017年12月21日

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札幌市ロシア国際交流員のエレナです。札幌と言えば、四季がはっきりしていて、季節ごとに違った魅力があります。一年中、ライラックまつり、よさこいソーラン祭り、パシフィック・ミュージック・フェスティバル、ビアガーデン、さっぽろオータムフェスト、雪まつりなど様々なイベントが開催されています。観光客だけではなく、札幌市民もどんな時期でも楽しむことができます。


暑さが苦手な私にとって、札幌は一番住みやすい都市だと思います。冬には気温がマイナス30度を下回ることもある私の出身地・ノボシビルスク市に比べて、札幌の冬は短くて暖冬です。このように過ごしやすい冬は楽しまないともったいないのではないでしょうか。


冬の楽しい過ごし方と言えば、さっぽろ雪まつり、温泉、ウィンタースポーツなどを想像しますが、ここでご紹介したいのは、11月下旬からクリスマスイブの12月24日まで、大通公園2丁目で開催される「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」です。このイベントは、札幌の姉妹都市であるミュンヘン市の年中行事のひとつであるクリスマス市を札幌で行うことで、ミュンヘンを広く市民に知っていただくきっかけにしようと、2002年に両市の姉妹都市提携30周年記念として始まったものです。

 


(写真:ミュンヘン・クリスマス市in Sapporo)

 

会場では、白いソーセージやグリューワインのようなドイツの名物だけでなく、様々な海外の品物が売られています。普段、なかなか外国と触れ合う機会が少ない方は、クリスマス市の国際的な雰囲気を十分に楽しめると思います。完璧なクリスマスプレゼントを探している人にもお勧めできます。北海道在住の作家さんの手作りクリスマス飾り、ドイツ輸入のみつろうキャンドル、ここでしか手に入らないクリスマスカードなどが買えますし、スノードーム作りやキャンドル作り体験も可能です。

 

(写真:さっぽろホワイトイルミネーション)

 

また、大通公園では、クリスマス市と同時期に「さっぽろホワイトイルミネーション」が開催され、真っ白な雪とカラフルな光のコントラストで、街中が美しく変身します。この時期の大通公園は、クリスマスの音楽や美味しそうなドイツ料理の香り、雪が積もる札幌ならではの景色が生み出すクリスマスマジックのおかげで、外は寒くても、心がときめいてとても暖かく感じます。


どんなに具体的に説明しても、どんなにきれいな言葉を使っても、日本語がどんなに上手でも、自分自身で行ってみないと、クリスマス市の魅力は分からないでしょう。しかし一度でも行ってみたら、おとぎ話に出てきそうな雰囲気に惹きつけられるはずです。機会があれば、この時期の札幌・大通公園を訪れてみてはいかがでしょうか。

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