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実施日 : 2016年08月07日

鶴ヶ島市(8月7日(日)):地域の絆がつくる、4年に一度の伝統行事「脚折雨乞(すねおりあまごい)」

投稿日 : 2016年08月03日

※このイベントは終了しました。(8月7日)

※この取材の機会は、外国プレスを対象にしています。

この取材の機会は、鶴ヶ島市(埼玉県)が企画・主催し、FPCJが取材申込の取りまとめに御協力しています。

 

トップ2

 

 埼玉県鶴ヶ島市では、4年に一度、オリンピック開催年の8月に、伝統行事「脚折雨乞」を開催しており、今年は8月7日に実施します。これは、埼玉県内に残る唯一の雨乞行事であり、雨乞いの規模としては全国でも例をみないものです。

 

「脚折雨乞」では、竹と麦わらで作られた巨大な龍神が姿を現します。全長36m重さ約3トン龍神約300人の男性が担ぎ、雷電池(かんだちがいけ)までの2キロメートルの道のりを練り歩きます。雷電池に入水後は、龍神が池の中を暴れまわり、人々は池の中で降雨祈願をします。その姿は勇壮で、見る人を圧倒します。

 

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<取材内容> 

 

 「脚折雨乞」の起源は、江戸時代(1800年代)まで遡ります。農業が盛んだった脚折地区では、雷電池のほとりにある雷電社の前で雨乞いをすると必ず雨が降ると言われており、日照りのときには村人が一体となって雨乞行事を行っていました。

 

しかし、戦後の高度成長による都市化、農家の減少、新しい住民の増加などにより、1964年を最後に「脚折雨乞」は途絶えてしまいました。

 

こうした中、1975年に、行事によって生まれる地域の絆を大事に思う住民によって「脚折雨乞行事保存会」が結成され、翌1976年に雨乞行事は復活。地域住民が一丸となって、龍神の素材となる麦の栽培や竹の切り出し、龍神の製作などを行うことで、雨乞行事による地域の絆は、今日に引き継がれています。そして、2013年には、一般財団法人地域活性化センター主催「ふるさとイベント大賞」で、「脚折雨乞」が最高賞である大賞(総務大臣表彰)を受賞しました。

 

今年はとりわけ関東地方の水不足が深刻化しているため、雨乞と地域コミュニティ再生の象徴ともいえる「脚折雨乞」に、これまでになく注目が集まっています。

 

  練り歩き2

 

<「脚折雨乞」関連サイト>

■「脚折雨乞」の詳細(鶴ヶ島市ウェブサイト):http://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page003735.html

■「脚折雨乞」動画(youtube):https://www.youtube.com/watch?v=sxun4jpYj7w

■「脚折雨乞」アニメーション(youtube):https://www.youtube.com/watch?v=w4tXGMU38XQ

■「脚折雨乞」当日の生中継(ustream配信、8月7日):http://www.ustream.tv/channel/tsurugashimacity-tv

 

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 <実施要領>  ※取材要領の詳細は、申込者に直接ご連絡いたします。             市長

 

■実施日:2016年8月7日(日) 

■取材内容: 

白鬚(しらひげ)神社での「脚折雨乞」祈願祭、龍神の練り歩き、     

雷電池での龍神昇天の様子などの取材を予定しています。

クライマックスの降雨祈願の様子は、専用撮影スペースから取材可能です。

さらに、地元住民らが「脚折雨乞」の伝統行事をどのように伝承してきたかについて、

藤縄善朗(ふじなわ よしろう)鶴ヶ島市長などへのインタビューを予定しています。                                           

 

参加費用: 無料(東武東上線「若葉駅」集合・解散につき、交通費等は実費負担)      

募集人数: ※このイベントは終了しました。(8月7日)

■言語:日本語(英語通訳者同行)

■備考:鶴ヶ島市、鶴ヶ島産業観光まつり運営委員会およびFPCJは、イベント中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。また、内容は予告なく変更になる場合があります。

 

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<取材申込方法> ※外国プレスのみ

※このイベントは終了しました。(8月7日)

(1)参加者氏名:

(2)所属機関名:

(3)機関種別(新聞、雑誌、TV等):

(4)機関国籍:

(5)電話/FAX番号/E-mailアドレス:

(6)携帯電話番号(当日連絡用):

 

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