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科学技術振興機構(日本科学未来館): 「iPS細胞がひらく未来週間」

投稿日 : 2012年06月18日

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東京・お台場にある先端科学技術を伝えるサイエンスミュージアム、日本科学未来館では、幹細胞研究に関する国際学会・国際幹細胞学会(ISSCR)の日本初開催に合わせて、「iPS細胞がひらく未来週間」を6月13日から18日に開催します。iPS 細胞を樹立した山中伸弥氏と、クローン羊の「ドリー」を生み出して世界中を驚かせたイアン・ウィルマット氏が登場するシンポジウムほか、イベントや体験を通じて、iPS細胞研究の今をわかりやすくお伝えします。この機会に、日本発の画期的な技術について触れてみませんか。

 

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<iPS細胞がひらく未来週間>
開催期間:2012年6月13日(水)~18日(月)
開催場所:日本科学未来館 常設展示ゾーンほか
参加費:入館料のみ 大人600円、18歳以下 200円
※6月17日(日)の「ISSCR2012パブリックシンポジウム」の参加は無料
主催:日本科学未来館
協力:京都大学iPS細胞研究所(CiRA)、国際幹細胞学会(ISSCR) 
URL: http://www.miraikan.jst.go.jp/

 

【イベント概要】
◯ISSCR2012パブリックシンポジウム iPS 細胞と私たちの未来
「基本的な知識さえあれば、技術的には誰でも iPS 細胞を作ることができる」(山中伸弥氏の言葉)。もしiPS細胞を、あなた自身の手で作り出すことができたら?本イベントでは、iPS細胞研究の第一線で活躍するイアン・ウィルマット氏と、山中伸弥氏をお迎えし、iPS細胞を道具として手に入れた私たちの可能性がどこまで広がるかをテーマに、SF作品で描かれた様々な生命のあり方を見つめながら、その未来を皆さんとともに考えます。
日時: 6月17日(日) 16:00~18:00
場所: 日本科学未来館1階 シンボルゾーン
参加方法:未来館WEBサイトより事前予約。
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/120405146863.html
     ※ご取材の方は、下記の「取材の問い合わせ先」へご連絡ください
本イベントは参加者の容姿、発言も含めUstreamでライブ中継をいたします。また、記録映像を後日YouTube等で公開する場合がございます。

 

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講師:
イアン・ウィルマット
エディンバラ大学MRC 再生医学研究所ディレクター。
1944年英国ハンプトン生まれ。
1973年、冷凍保存の卵から子牛を誕生させることに成功。1996年、クローン技術により羊「ドリー」を誕生させた。その後、クローン技術から家畜生産を行う研究の第一線で活躍。iPS細胞の発表により、iPS細胞の研究へ移行。現在に至る。

 

 

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山中伸弥
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)所長。
1962年大阪府生まれ。
2007年、ヒトの皮膚細胞に4種類の遺伝子を導入することでiPS細胞を樹立する技術を開発し、世界的な注目を集めた。世界標準となるiPS細胞の樹立方法や評価方法を開発し、疾患特異的iPS細胞による病態解明や創薬などの医学研究につなげることを目指す。2010年より現職。

 

 

◯大型映像作品「Young Alive!~iPS細胞がひらく未来 ~」img4fb6275c26fbc
将来新薬の開発や再生医療への応用が期待されている「iPS細胞」について、小学6年生の主人公「のぞみ」の夏休みの体験を通して分かりやすく紹介する映像作品です。CGによる3D映像で表現する「iPS細胞」は、まるで細胞の中を旅しているかのようです。幅広い年代の方にお楽しみいただけます。
上映期間: 6月13日(水)~18日(月)
場所: 6階 ドームシアターガイア
スケジュール: 12:00、15:00(6月17日のみ17:30と18:30も追加上映)

 

 ◯体験コーナー「iPS細胞を見てみよう!」
img4fb629cd4b534 京都大学と理化学研究所で作製されたヒト由来のiPS細胞と、iPS細胞からつくられた網膜の組織細胞を展示しています。顕微鏡をのぞいて皆さんの目で観察してみてください。期間中は、「iPS細胞がもたらすこれからの再生医療」というタイトルで、科学コミュニケーターのサイエンス・ミニトークも開催します。
日時: 6月13日(水)~18日(月) 
標本観察: 開館時間中随時 /サイエンス・ ミニトーク: 13:45~14:00
場所: 5階 常設展示「世界をさぐる」

 

 

◯ジオ・コスモス特別実演
img4fb629f4c1f3b様々な地球に関するデータを映し出す球体ディスプレイ「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」を用いた特別実演。世界各地の民族のDNAを解析することで明らかになった人類の移動軌跡を映し出し、飛躍する生命科学の研究分野が、未来にどのように役立てられていくのかをともに考えます。さまざまな地球に関するデータを映し出

日時: 6月13日(水)~18日(月) ※開催時間は決定次第、未来館ウェブサイトに掲載
場所: 1階シンボルゾーン、3階及び5階オーバルブリッジ付近

 

 日本科学未来館
住所:東京都江東区青海2-3-6
一般の問い合わせ先: 03-3570-9151(代表)
取材の問い合わせ先:03-3570-9207
URL: http://www.miraikan.jst.go.jp/

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