プレスツアー(案内)

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実施日 : 2007年03月05日

「東京ユビキタス計画・銀座」プレスツアー

投稿日 : 2013年08月25日

-近未来のユビキタス社会を体験-

 

実施日:3月5日(月)

 

  いつでも、どこでも、誰でもが、必要な情報を手軽に入手できる。そんな「ユビキタス社会」の実現に向けて様々な調査研究が活発化している。そうした中、最先端の情報通信技術を活用したまちづくりを進める東京都では2005年度より「東京ユビキタス計画」を推進中。「世界最先端のユビキタス都市」の実現に向け、最先端のユビキタスID技術*を用いて様々な情報やサービスを提供する試みが行われている。また、国土交通省も「ユニバーサル社会」実現に向けた「自律移動支援プロジェクト」の一環として、東京ユビキタス計画を支援している。
 そのハイライトとして、今年1月21日から、世界有数の商業集積地・銀座を舞台に、一般公開実験「東京ユビキタス計画・銀座」が行われている。本ツアーでは、この公開実験に実際に参加することで、来るべきユビキタス社会の一端を体験するとともに、実験の技術面を担当するYRPユビキタス・ネットワーキング研究所を訪問し、ユビキタス研究の最前線を取材する。

 

*ユビキタスID技術:
「場所」や「もの」に世界唯一の固有識別子をつけ、コンピュータが自動認識することにより、現実世界とバーチャル空間を結びつける最先端のテクノロジー。

 

*企画協力:東京都、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所、(財)国土技術研究センター
取材内容

 

1.東京ユビキタス計画・銀座

 

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 「東京ユビキタス計画」では既に、2005年10~11月に上野公園を舞台に、動物園や博物館などの情報を提供する「上野まちナビ実験」を行った。今回は場所を市街地・銀座に移し、多種多様な電波が行き交い、地下から地上、建物まで階層空間を持ち、世界中の人々があらゆる情報を求めるショッピングの中心地で、実用化に向けた本格的な実験が行われている。
 実験では、銀座通り、晴海通り、そして東京メトロ銀座駅構内を実施エリアとし、同エリア内の地下や道路、建物等にICタグ、赤外線マーカや無線マーカ等を設置。これらデバイスが設置されたエリアを通過する利用者は、ユビキタス・コミュニケータや携帯電話などの携帯端末から自動的に場所情報コードを読み取り、さらに無線LANを通じて該当する情報をダウンロードする。こうして、その場所の観光・周辺施設、まちの歴史などの情報を多言語

 

(日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語)で入手できる。さらに、店舗や交通・防災などのリアルタイム情報、目的地までの道案内といった利用者ごとのニーズに応じたサービスの提供に向けて実験は進んでおり、3段階に分けて徐々にレベルを上げながら3月10日まで行われる。

  ツアーでは最終段階を迎えた実験に参加し、近未来のユビキタス社会を体験する。

 

2.YRPユビキタス・ネットワーキング研究所(坂村健所長)

 

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  「東京ユビキタス計画」の技術開発面を担当するのが、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所(YRP UNL/東京・五反田)。身の回りのあらゆるものに、通信能力を有するマイクロコンピュータやセンサーなどを埋め込み、それらが相互に情報交換し協調動作をすることで人間生活を高度にサポートするユビキタス・コンピューティング環境の構築と、その基盤となる次世代プロトコルの確立を目的に設立された。障がい者を含め「いつでも、どこでも、だれでも」が利用できる汎用的なシステムの開発を行っており、これまで
東京のほか、神戸や青森など各地で実証実験を行ってきた。
 所長の坂村健・東京大学教授は、ユビキタス研究の第一人者で、1984年からのTRONプロジェクトのリーダーとしても世界的に知られるコンピュータ・アーキテクト。ツアーでは、坂村所長から説明を受けるとともに、ユビキタス研究の最前線について同研究所でのデモンストレーションを交えて取材する。

 

【写真1】専用携帯情報端末(ユビキタス・コミュニケータ(UC))を使って情報を得ながら銀座の街を散策
【写真2】ショッピング情報、観光情報、地図などが動画や写真を交えて提供される
【写真3】YRP UNLでのユビキタス技術を使ったナビゲーション・システムのデモンストレーション
(写真はすべてYRP UNL提供 (C)YRPユビキタス・ネットワーキング研究所)

 

実施要領

 

1.日程:3月5日(月)
9:15 JR五反田駅改札集合
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所(YRP UNL)へ移動(徒歩)
9:30-10:30 YRP UNL視察(坂村所長のご説明及びデモンストレーション)
銀座へ移動(都営地下鉄浅草線)
11:00-12:00 「東京ユビキタス計画・銀座」体験(坂村所長のご案内)

 

2.参加資格:外務省発行外国記者登録証保持者

 

3.参加費用:無料

 

4.募集人数:先着順15名(各社ペン1名、カメラ1名、TVは1社2名まで)。
*申し込み人数が15名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定
することがあります。

 

5.FPC担当:メディアリレーションズ課 矢野、菅原(Tel: 03-3501-3405, 5070)

 

6.備考:
(1)写真・TV撮影は担当者の指示に従ってください。
(2)東京都、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所、国土技術研究センター、及びFPCはツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して、一切責任を負いません。
(3)専用携帯情報端末(ユビキタス・コミュニケータ(UC))には日本語版、英語版、中国語(簡体字)版、中国語(繁体字)版、韓国語版の5種類があります。どの言語のUCを利用されるか、申し込みフォームの「その他」欄にご記入ください。

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