プレスツアー(案内)

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実施日 : 2017年09月11日 - 12日

案内:壱岐市(いきし)プレスツアー

投稿日 : 2017年08月08日

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壱岐市(いきし)プレスツアー

<実施:2017年9月11日(月)~12日(火)>


―ツアー参加希望者は、右上の申込フォームからお申し込みくださいー





【取材テーマ】

1.壱岐×地方創生 ― 離島が不利にならない働き方、持続可能な資源管理

2.歴史と文化に彩られた実りの島




【壱岐市の紹介】

 壱岐市(長崎県)は、九州北部の北西、玄界灘沖に位置する離島です。福岡県の博多港から高速船で約1時間の距離に位置しており、その人口は約27,000人、面積は139.42㎢です(属島を含む)。

 壱岐は、「魏志倭人伝」や「日本書紀」にも登場するなど、古代より朝鮮半島や中国大陸と日本とを結ぶ交流・交易の要衝として栄えてきました。島の中には貴重な史跡や遺産が多数存在し、壱岐は「古代からの架け橋」として、日本遺産第1号に認定されています(2015年4月)。 

 また、エメラルド色の海をはじめ、壮大なスケールを感じさせる自然が広がり、古代日本の原風景が大切に残されています。さらに、マグロやウニなどの海の幸、ブランド黒毛和牛「壱岐牛」など美食の島でもあります。人が自然とともに生き、暮らしの中に歴史と文化が息づいています。

 




【取材先】

1.壱岐×地方創生 ― 離島が不利にならない働き方、持続可能な資源管理

 

 壱岐は、離島ならではの豊かな自然を誇り、独自の文化・風習をはぐくむ一方で、高齢化や産業の後継者不足などの課題も抱えています。また、1955年頃にピークだった人口(約51,000人)は、2017年には約27,000人までに減少しました。

 壱岐では、これらの社会課題の解決をビジネスチャンスと捉え、公民連携の取組で、「地方創生」や「離島が不利にならない働き方」を実現する動きが出てきています。

 また、海の恵みを維持し、次世代に残すために、漁師や海女が自ら決めて守っている持続可能な資源管理の知恵が光ります。


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(1)壱岐市長 白川 博一(しらかわ ひろかず)氏 インタビュー


 旧芦辺町長。2008年から壱岐市長を務め、現在は第3期目。67歳。

 壱岐では、第一次産業(漁業、農業)や観光業など地場産業の活性化を図るほか、島への移住者を増加させる取組に力を入れています。

 白川市長へのインタビューでは、壱岐の観光資源の魅力のほか、産業振興やインバウンドを促進するための施策として、民間企業と連携した取組や、広域連携事業「Re島(離島)プロジェクト」についてお話を伺います。

 また、今年4月に施行された「有人国境離島法(*)」を受け、離島で受け継がれてきた食文化や独自の知恵・暮らしなどを、観光資源としてPRしていく施策(「日本の国境に行こう!!プロジェクト」)について、展望を伺います。

 

 

(*)有人国境離島法:人口減少が進む国境離島地域の無人化を防ぎ、国境離島を保全していくことを目的に制定された10年間の時限立法。



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(2)壱岐市マグロ資源を考える会


 壱岐では、周辺海域を主な漁場とし、もともとはイカやブリなどの漁獲が中心でしたが、2000年以降、大型のクロマグロも漁獲されるようになり、「壱岐産マグロ」としてブランド化しています。釣り竿1本で釣り上げる近海クロマグロは、「東の大間、西の壱岐」と称され、高い評価を受けています。

 この「一本釣り」は、漁獲の際にマグロに与えるストレスを極⼒おさえることで、品質保持を可能にする漁法で、時には200kg近いマグロを釣りあげることもあります。⿂を追い込んで、⼀網打尽に漁獲する「巻き網」漁とは違い、獲る量を調整でき、⿂の獲りすぎを防ぐことができます。

 しかし、壱岐のクロマグロの漁獲量は、2005年の約358トンに対し、2014年には約23トンに⼤幅減少しました。そこで壱岐の漁師たちが立ち上がり、2013年に「壱岐市マグロ資源を考える会」を設立。⼀本釣り漁法の⾻柱として「持続可能性」を掲げ、夏の産卵期の親⿂の禁漁など資源管理の漁を試みています。

 本ツアーでは、「壱岐市マグロ資源を考える会」会長の中村 稔(なかむら みのる)氏らから、壱岐の漁業の現状、持続可能な資源管理の取組、国への提言などについてお話を伺います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(3)レオタードでの海女(あま)漁


 海女は、素潜りでウニ、アワビ、サザエなどを獲ることを生業とする女性のことで、壱岐の海女漁は、江戸時代(1600年代)から続きます。

 空気ボンベを着けず、身体一つで素潜りをする海女漁。壱岐の八幡半島の海女漁は、保温性の高いスウェットスーツは使わず、レオタードを着用して潜るというユニークなスタイルで全国的に知られています。これは、動きやすさを重視するとともに、資源の乱獲・枯渇を防止し、海の生態系維持を主眼においた持続可能な漁業スタイルともいえます。

 本プレスツアーでは漁船に乗り、漁を行う海女たちの姿を、つぶさに取材します(*)。また、海女の暮らしに憧れて、横浜から壱岐に移住した藤本 彩子(ふじもと あやこ)氏らにインタビューを行います。

 

(*)ツアー当日の天候によって、取材方法が変更になることがあります。

 

 

 

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(4)壱岐市テレワークセンター

 

 離島という立地をチャンスに変え、離島活性化につなげるため、2015年、壱岐市は富士ゼロックス株式会社と地域創生連携協定を締結し、「壱岐なみらい創りプロジェクト」がスタートしました。

 同プロジェクトでは、離島活性化のために、市民と協働して、離島が不利にならない働き方や人口増につながる新しい産業の育成を模索した結果、ついに2017年9月、遊休施設を活用したテレワークセンターが本格オープンします。

 このテレワークセンターでは、富士ゼロックスの研究者等が本社機能の一部をテレワークで行うと共に、壱岐市民及び企業がクラウドソーシング等のテレワークを活用することにより、地方への仕事の流れを創出し、地方を活性化します。

 本ツアーでは、公民連携の「壱岐なみらい創りプロジェクト」やテレワークセンターの機能について説明を聞き、今後の展望についてインタビューを行います。

 

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(5)壱岐市産業支援センター・Iki-Biz(イキビズ)


 壱岐の最重要施策である産業活性化。これを実現するために、地方創生の切り札として2017年8月に満を持して設立されたのが「Iki-Biz(イキビズ)」です。

 Iki-Bizのビジョンは、中小企業の売上アップを通じた「究極の島おこし」。中小企業や個人事業主からの相談を受け、それぞれの強みを活かせるようなビジネスコンサルテーションを行い、売上アップをサポートすることが期待されています。

 Iki-Bizのセンター長には、全国から391名という多数の応募者があり、その中から選出されたのが、森 俊介(もり しゅんすけ)氏。森氏は、東京渋谷で「森の図書室」を立ち上げるなど、新進気鋭の若きベンチャー起業家です。

 本ツアーでは、森氏にインタビューを行い、東京から壱岐へとチャレンジの舞台を変えることになったきっかけ、壱岐の活気を取り戻し、創業支援を行う仕組みづくり、究極の島おこしに挑戦する意気込みなどについて、お話を伺います。

 

 



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(6)長崎県立壱岐高校 離島留学

 

 壱岐高校は、創立100年を超える歴史と伝統を有する高校です。同校では、積極的な目的意識や意欲を持った高校生に、特色ある学習コースを提供し、充実した高校生活を送ってもらうことを目的として、「離島留学制度」を実施しています。

 壱岐高校で学ぶ離島留学生は、「東アジア歴史・中国語コース」で、中国語や歴史・文化の授業、そして壱岐及び島外の史跡で行う巡検学習などを通して、グローバルな視点を養います。本ツアーでは、同校の離島留学生のプレゼンテーションを聴き、生徒へのインタビューを行います。

 

 

 

 

 





2.歴史と文化に彩られた実りの島

 

 九州と対馬の間に位置し、長年にわたって大陸と日本の接点として繁栄した壱岐は、まさに歴史と文化に彩られた実りの島です。ダイナミックな自然景観にも恵まれ、年間を通して多くの観光客を惹きつけています。

 壱岐は古神道発祥の地とも言われ、月讀神社の他、島の中に大小合わせて1,000以上の神社や祠があります。壱岐が誇る名所と、受け継がれる伝統文化を取材します。


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(1)壱岐市立一支国博物館(いきこくはくぶつかん)


 壱岐は、中国の歴史書「魏志倭人伝」に「一支国(いきこく)」と記され、大陸との交易の拠点として栄えたことを示す遺跡が数多く出土しています。一支国博物館は、これらの出土品を展示し、収蔵庫もガラス越しに公開。海上交通の要衝としての壱岐に焦点をあてて、東アジアと日本の歴史を比較し、国境の島の通史を紹介しています。ツアーでは、展示資料および壱岐の歴史について、館長の須藤 正人(すとう まさと)氏から解説を受けます。

 なお、一支国博物館は、2010年に開館。世界的に有名な建築家である故・黒川 紀章(くろかわ きしょう)氏が手掛けた国内最後の設計作品としても有名です。

 

 



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(2)壱岐の蔵酒造(いきのくらしゅぞう)


 壱岐は長崎県で2番目に広い平地を有し、昔から穀倉地帯として拓け、また地下水にも恵まれたことから、麦焼酎が盛んに作られてきました。その歴史は500年前にさかのぼります。大陸から伝わった蒸留技術が、壱岐の豊かな自然を背景に発達した耕作とかけあわさり、世界的に認められる焼酎づくりを生み出したことにより、壱岐は麦焼酎発祥の地といわれています。

 1995年には、「壱岐焼酎」は、WTO(世界貿易機関)のTRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)によって、「地理的表示」の産地保護指定を受けました。同様のものに、ワインのボルドー、ウイスキーのスコッチなどがあります。

 壱岐焼酎は、「米麹」を用い、甘みとコクが強いことが特徴です。壱岐の蔵酒造では、500年の伝統技法を守りながらも、新しい技術や販売戦略を巧みに取り入れています。例えば、「日本初の花酵母仕込みの麦焼酎」。撫子(なでしこ)や日日草(にちにちそう)の花酵母を利用することにより、花の香りと優雅な味わいを実現しました。また、日本で人気の高い柚子果汁を用いたリキュールの火付け役となったのも、壱岐の蔵酒造の製品です。最近では、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボレーションし、アニメのキャラクターをラベルにあしらった壱岐焼酎を販売したことで話題を呼びました。

 本ツアーでは、壱岐の蔵酒造で焼酎づくりの工程や新しいアイデアなどについて取材します。

 

  


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(3)辰の島(たつのしま)


 壱岐が誇る美しい海のなかでも、最北端の無人島「辰の島」の海は、特に透明度が高いのが特徴です。エメラルド色に輝く海と、遠浅の白い砂浜は、「壱岐の宝石」として島外にも知られ、海水浴に訪れる夏の観光客数が年々増えています。本ツアーでは、遊覧船で辰の島の周囲をめぐり、長い年月をかけて玄界灘の荒波に浸食されてできた高さ50メートルの断崖絶壁などを取材します。

 

 

 

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(4)猿岩(さるいわ)


 島の西部、黒崎半島の先端に位置する高さ45メートルの玄武岩は、波の浸食によって作られた形が猿の姿に似ていることから「猿岩」と呼ばれ、観光スポットとして人気があります。

 壱岐には、「壱岐は生きた島なので流されないようにと8本の柱を立てて繋いだが、その柱は今も岩となって残っている」という神話が残っており、その8本の柱の1つが、この「猿岩」です。

 猿岩は、2015年に、特定非営利活動法人地質情報整備活用機構の「日本奇岩百景」にも選定されました。

 

 

 

 

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(5)月讀神社(つきよみじんじゃ)


 日本神話において、月讀神社の御祭神「月読命(つくよみのみこと)」は、潮の満ち引きなど月にまつわるすべての行いを司り、漁業、農業の繁栄や、生命の誕生の神として祀られています。487年に、時の天皇は月の神の託宣を受け、壱岐の月神を分霊して現在の京都にまつり、これが古神道が日本全国に根づくきっかけになったとも考えられるため、壱岐の月讀神社は古神道発祥の地とも言われています。



 

 

 

 



【実施要領】

1.日程(天候などにより変更が生じる可能性があります。)

 

1日目:2017年9月11日(月)>

6:45

羽田空港集合

07:25-09:15

空路:羽田空港→福岡空港(ANANH241便)

10:30-11:35

海路:博多→壱岐(芦辺港)(高速船)

 

昼食

13:00-14:00

壱岐市マグロ資源を考える会

14:30-15:20

辰の島クルージング

16:00-16:40

長崎県立壱岐高校 離島留学生

16:50-17:30

壱岐市長 白川 博一 氏 インタビュー

17:50-18:20

猿岩

19:00-20:30

夕食(壱岐市長同席)

 

壱岐市 泊

 

 

2日目:2017年9月12日(火)>

08:00-09:30

レオタードでの海女漁

09:50-10:50

壱岐市立一支国博物館

11:00-12:00

壱岐市テレワークセンター

 

昼食

13:10-13:50

月讀神社

14:00-14:50

壱岐の蔵酒造

15:10-16:10

壱岐市産業支援センター・Iki-Biz

17:10-18:20

海路:壱岐(郷ノ浦港)→博多(高速船)

19:40-21:25

空路:福岡空港→羽田空港(ANAのNH 270便)

 

羽田空港解散

 

2.参加資格:

  外務省発行外国記者登録証保持者

 

3.参加費用:

  1人18,000

  (全行程交通費、宿泊費、1・2日目の昼食代、1日目の夕食代を含む)

  ※支払い方法、キャンセル料等は、後日参加者にご連絡します。

 

4.募集人数:

  10名(各社ペン1名、カメラ1名、TV12名まで)

  ※申し込み人数が10名を超えた場合は、国別の参加者数に上限を設定することがあります。

 

5.備考:

(1)本プレスツアーは壱岐市が主催し、FPCJが企画協力しています。

(2)参加者に経費の一部を負担していただきますが、営利を目的とした事業ではありません。

(3)主催者およびFPCJは、ツアー中に生じるいかなる不都合、トラブル、事故等に対して

   一切責任を負いません。

(4)写真・TV撮影に関しては、担当者の指示に従ってください。

(5)FPCJのプレスツアーは、報道を目的とした取材機会を提供するために実施しています。

   ついては、参加者には、本国での報道後、FPCJに報道内容を連絡し、記事、映像、

   音声のコピーをFPCJに提出することをお願いしています。また、報道が英語または

   日本語以外の場合、FPCJが内容を把握するために、報道概要の提出も併せてお願い

   しています。参加申込者は、これらに同意いただいたものとみなします。    

 

6.FPCJ担当:

  吉竹 智美(よしたけ ともみ)、鶴田 葉月(つるた はづき)

  E-mail: ma@fpcjpn.or.jp  

  Tel: 03-3501-3405

             

以上

 

 

 

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